1.ハーバード大学生協書店(The Harvard Coop Bookstore)
5月24日(土)
マサチューセッツ州ケンブリッジ、マサチューセッツ通り
ハーバード大学生協書店(The
Harvard Coop Bookstore)は、ハーバード・スクウェアに大きな部分を占め、4つのフロアに17万タイトル以上の書籍を有するハーバード大学生協の中核をなす店舗です。
1882年にハーバード大学の学生グループによって始められた大学生協(The Harvard Cooperative Society: The
Coop)は、もともとこの書店が出発点であり、創設以来ハーバード大学の学生や卒業生によって利用されてきました。
店内は非常に落ち着いた雰囲気があり、書棚が並ぶ通路の所々に読書用の椅子が置かれ、書店というよりは図書館といった感じでした。
店内のカフェでは、飲食しながら購入前の本を試読することができます。最近日本の書店でもみられるようになってきたサービスですが、ここではそれがあたりまえのようになっていました。
(URL:http://www.harvardsquare.com/)
2.バーンズ・アンド・ノーブル書店(Barnes & Noble)
5月24日(土) ボストン コーブリープレース 店舗
5月28日(水) ラスベガス郊外 店舗
バーンズ・アンド・ノーブルは、ニューヨークに本店があり、全米に一千を超えるチェーン店を持つ、米国の代表的な書店です。
ラスベガス郊外のバーンズ・アンド・ノーブル書店にて
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店内にはスターバックスが入っていた (ラスベガス近郊の店舗にて) |
また同チェーンはオンラインショップにも力を入れており(http://www.barnesandnoble.com/)、競合するAmazon.comなどの戦略に対し、商品に対する幅広い知識や情報、教育、娯楽などの、実店舗を持つ強みを活かした販売戦略や、在庫を持つことができる強みを活かしたボリューム・ディスカウントなどによってその生き残りを図っています。
店内はかなり広々としており、書棚自体はあまり日本の書店と異なっていないようでしたが、やはり所々に試読用のテーブルや椅子が置かれていました。 また雑誌や新聞などの来店者が最も多く訪れるコーナーが、店舗の奥に配置されている点も特徴的でした。
バーンズ&ノーブルは、そのポリシーとして、時間等の制限がない自由な試し読み(それも座り読み) を掲げていると聞きますが、実際にそのまるで図書館のような店内の雰囲気や、店内に開くカフェで、コーヒーを飲みながらゆっくりと購入前の本のページをめくっている人たちをみてみると、やはりそれがネット上のオンラインショップには真似のできない、実店舗としての差別化、戦略なのだということがよく分かりました。
ボストン コーブリープレース のバーンス・アンド・ノーブル前で
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